
4月1日(水)、わたしたちが開催した院内集会「入管法改定案による在留審査手数料の過大な引き上げにNO!」では、研究者や弁護士のほか外国籍当事者も登壇し、今回の改定案に対する想い、不安や懸念を語りました。
ぜひ、当事者の声を聞いてください。

本日は発言の機会をいただき、ありがとうございます。陸と申します。中国出身で、日本に来て約9年になります。現在は大学に通っています。
私はこれまで、在留資格に関する手続きを何度か経験してきました。まず、家族と一緒に日本で生活するために、「家族滞在」の在留資格に関する手続きを行いました。その時に困った事は、アルバイトをするためには「資格外活動許可」を取得する必要があるということでした。そのための申請も行いました。
「家族滞在」や「留学生」の在留資格の学生は、週28時間というアルバイトの時間制限の中で生活しています。しかし、実際にはこの時間内の収入だけでは、学費や生活費をまかなうことが難しいという声を、私自身だけでなく、他の国から来た留学生の友達からも多く聞いています。私はコンビニエンスストアで、4年ほどアルバイトを続けてきました。そこで知り合った留学生の友人の中には、生活費や学費をまかなうために、夜勤で働き、そのまま朝に学校へ行くという生活を続けている人もいます。そのような状況は決して特別なものではなく、多くの留学生が直面している現実だと感じています。つまり、多くの留学生は、すでに経済的に非常に厳しい状況の中で生活しています。また、このような無理のある生活は、学業への影響だけでなく、健康面や将来のキャリアにも大きな影響を与える可能性があります。本来であれば、学ぶことを第一に考えるべき留学生が、生活のために働きすぎなければならない現状には、課題があると感じています。
また、私は大学に入学する前に、経済的な理由から奨学金を利用したいと考えたことがありますが、私のように「家族滞在」の在留資格では、奨学金を利用することができませんでした。そのため、学費や生活費を家族や自分で負担しなければならず、将来に対して大きな不安を感じました。同じように日本で学んでいても、在留資格の違いによって受けられる支援が大きく異なることに、疑問を感じることもありました。このように、私たち外国人にとって、在留資格に関する制度は、日常生活や将来に大きく関わる重要なものです。
しかし、すでに経済的にも精神的にも負担が大きい中で、さらに在留手続きの手数料が引き上げられることには、強い不安を感じています。在留資格の手続きは、日本で生活を続けるために避けることのできないものです。だからこそ、その費用が増えることは、私たちの生活に直接的な影響を与えます。特に、家族と一緒に生活している場合は、一人分ではなく家族全体の負担となり、その影響はさらに大きくなります。
現在、日本では多くの分野で人手不足が課題となっており、外国人材の存在はますます重要になっています。そのような中で、すでに日本で生活し、学び、働こうとしている外国人に対して、過度な負担をかけることは、社会全体にとっても大きな損失につながるのではないでしょうか。私は、在留手続きに関する手数料の大幅な引き上げについて、慎重に再検討していただきたいと強く思います。
私は12歳のときに日本に来て、今年で21歳になります。日本での9年間は、私にとってとても充実した時間でした。日本に来た当初は、友人も少なく、不安な気持ちで過ごしていました。しかし、日本で生活する中で、中国人だけでなく、日本人や他の国から来た人たちとも出会い、多くの友人ができました。また、私の家族は私よりも長く、日本で10年以上生活しており、家族にとっても私にとっても、日本は第二の故郷であり、大切な居場所です。私たち家族は、家族滞在の在留資格から永住許可申請を行い、現在は「永住者」になりました。
外国人も、日本社会の一員として生活しています。この場所で安心して学び、働き、生活し続けることができる環境を守っていただきたいと強く思っています。どうか、その現実に目を向けていただきたいです。
ご清聴ありがとうございました。

私はラオス人でマオといいます。ラオス難民と結婚して、日本に住んで26年になります。永住ビザを持っています。
15年くらい前にシングルマザーになって5人の子どもを育てています。私はスーパーのお弁当を作る仕事をしています。今は、上の2人の子どもも働いて、私を助けてくれています。でも、下はまだ高校生、中学生、小学生で、生活はギリギリです。私と上の3人の子どもは、永住ビザを持っています。でも、下の2人の子どもは定住ビザです。私は今年の秋に2人の永住ビザを申請するため準備していました。そのとき、申請が20万や30万になるという話を聞きました。子ども2人だと40万、60万。私たちには絶対に無理です。同じ子どもなのに、私はとても悲しいです。下の子どもたちも日本の学校でがんばっています。でも、定住ビザだとやりたい仕事ができないかもしれません。
永住ビザは大事です。 私たちのような家族や子どもがいることをどうか分かってください。