2020年9月16日
9月14日に第15回支援として、79人への支援を決定しました。
私たちが5月8日に「基金」を立ち上げてから4カ月余、当初の目標 2000 万円を大幅に超える33,421,537円の寄付と15,140,000円の助成金、総計48,561,537円をいただきました。
そして、皆様のご尽力によって、これまでに1,564人の移民・難民の方々を支援することができました。
今回の支援対象者の中には、あまりにも不条理な扱いを受けたケースがいくつも見られました。
ある4人家族(母親と二人の小学生、幼児)の場合、昨年来日して難民申請をし、「短期滞在」3カ月を繰り返され、今年6月、やっと「特定活動」6カ月となり、初めて市役所で住民登録をしました。ところが市役所は、特別定額給付金10万円の「基準日4月27日」以降に住民登録をしたという理由で、その給付を拒否したのです。しかもこの家族以外にも、同様のケースの難民申請者が続いています。
市役所としては独自の判断はできない、と言うのかもしれませんが、それにしても――と言わざるをえません。
このように毎週、支援申請書の一枚一枚を読んでいくと、この「日本という国」がどのようにマイノリティを扱っているのか、手に取るように分かってきて、胸が痛くなります。
「基金」への寄付は8月 31日をもって受付を終了しましたが、多額の寄付もあり、基金の残高が約500万円です (9月14日現在)。その他に、8月に申請した助成金があり、それが採択されれば9月中に入金されます。したがって私たちは、基金残高が0円になるまで支援を継続します。
今の段階では、支援終了日が今月下旬のいつになるのか確定できませんが、移住連ホームページに 毎週水曜日に掲載している「基金速報」でお知らせします。支援申請を考えていらっしゃる団体・個人は、至急お申し込みください。