2020年6月24日
6月22日に第5回目の締め切りについて確認をし、72人への支援を決定しました。これまでに累計639名の移民・難民の方々へ支援をしてきました。またこの一週間で2,508,300円(累計15,455,799円、2020年6月22日現在)ものご寄付をいただきました。先週には底をつきかけていた基金ですが、みなさまから多大なご支援をいただき、何とか持ち直して、引き続き支援を継続していけそうです。
今週も、支援対象者やその支援にかかわった会員のみなさまから、たくさんのメッセージをいただいています。その声の一部をご紹介します。
難民申請中の家族と同居していて、コロナの前から大変でしたが、国から持ってきたものや周囲の協力で1年くらい生活していました。シャワーがない部屋で共同シャワーも100円必要。支援を受け取ることができて、とても喜んでいます。(エチオピア、特定活動、難民申請中)
仮放免中で就労許可が無く、また収容による体調悪化で腰を悪くしていて痛み止めの薬を服用している状態で働けません。収入が無いところで支援金を頂けるのは有難いです。支援金は家賃の足しにするなどしてとりあえずのところをしのぎたいです。(トルコ国籍クルド人、仮放免、難民申請中)
私は今は52歳で、奥さんと子供3人います。今は入国管理局で在留資格の手続き中ですが、まだ待ち状態です。なので、今は仕事ができないのです。在留資格がないと、保険証もないので、病院にも行けません。このお金を支援してくださって本当にありがとうございます。私は右肘の関節が良くないです。腕を真っ直ぐにできません。すごく痛いので、病院に行こうと思います。それと家の家族みんなのためのご飯とかを買おうと思います。本当にありがとうございます。(ペルー国籍、仮放免)
基金を運営する中で、このように多くの方々からの声が寄せられ、移民・難民当事者の方々がコロナ禍で、生きるぎりぎりのラインで生活している実態が明らかになっています。その背景に、仮放免や非正規滞在の難民や移民が、コロナの前にも、最低限の生きる権利や尊厳を奪われてきた状況もより明らかになってきています。私たちは基金の運営をつうじ、困窮する移民・難民の方々への草の根の直接支援による連帯・協力の輪を社会に拡げ、すべての人の尊厳や権利がないがしろにされない社会づくりを推進するとともに、基金に集まった声から日本の難民・移民政策の課題を明らかにし、解決にむけた提言にもつなげていきたいと考えています。
この間、みなさまお一人ひとりが、募金や周囲の方々への協力の呼びかけ、あるいは、難民・移民の人びとの申請支援に直接かかわるなど、さまざまな形でこの基金の運営に参加して下っていることを、大変心強く感じています。
8月まで継続して基金を続けていくためには、今後とも、皆さんのご支援・ご協力が必要です。引き続き、ご寄付や周囲の方々への呼びかけをとおして、継続的に基金の運営にご参加・ご協力いただけますよう、改めて心よりお願いいたします。
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