2020年6月10日
6月8日に第3回目として、152人に支援を行うことが決定し、合計482名の移民・難民の方々へ支援を行いました。またこの一週間で3,789,999円(累計11,298,499円、2020年6月8日現在)ものご寄付をいただきました。こうしたご寄付に加え、庭野平和財団から100万円の助成をいただけることも決ました。第三週もみなさまから多大なご協力と支援をいただいたこと、心より感謝申し上げます。
支援へのお礼のメッセージをいただきましたので、一部をご紹介します。
「助けを必要としていたとき、こんな優しさが私のところにきました。この支援を受け取った時にはとても嬉しく思い、驚きました。こうした団体の存在や人道的な活動が世界をより住みやすい場所としてくれるのでしょう。支援してくださった優しさと寛大さに心から感謝し、敬意を表します。」(イラン、女性)
「体調が悪いので、通院や薬の購入に使います。仮放免で保険に入れないので、お金がかかります。ありがとうございます。」(パキスタン、男性)
「2019年2月、私は家族を助け、将来の生活を向上させるためにお金を稼ぐ目的で日本に来ました。しかし現在は、新型コロナウイルスにより、仕事も収入も住居もなくなりました。このような非常に困難な生活の中で、シェルターの皆さんをはじめ支援者の方々が、私に住む場所を提供してくださり、私はとても幸運です。さらに、私たちのシェルターに足を運んで励ましてくれる人もいます。特に、今回寄付をくださった皆様は、帰国時の航空券を購入するため費用として、多額の支援金で私を支えてくださいました。他に何を言っていいのかわかりませんが、私は心から深い感謝の気持ちをお伝えします。
皆様の助けは私の心をとても温かくしてくれました。 本当にありがとうございました!皆様の健康と平和、幸福をお祈りします。」(ベトナム、男性)
愛知県名古屋市にベトナム人元技能実習生を中心に支援をされているところがあります。支援を受け取った方からのビデオメッセージをいただきましたので、ご紹介します。
このように、多くの感謝の声が届いており、市民社会の支え合いの力強さを実感じています。
一方、公的な支援に手が届かず、こうした草の根の支援を必要としている移民・難民の方々はまだまだ多くいるなか、今回の第三回の支援を経て、基金の資金はほとんど底をついてしまいました。また、当初想定をしていたよりも多くの申請が基金に集まっていることを受け、当初2,000万円と掲げていた目標金額も3,000万円と変更し、改めてご寄付を呼びかけさせていただきます。
新型コロナの影響が続く間、第四回以降も継続して支援を届けるため、周囲への呼びかけを含め、皆様のご支援を改めてお願い申し上げます。