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2020.05.27 事務局から

新型コロナ「移民・難民緊急支援基金」支援速報(第一号)

2020年5月27日

「移民・難民緊急支援基金」速報(第一号)

 

 

 5月8日に「移民難民緊急支援基金」の募金の呼びかけを始めて2週間ほどが経ちました。この短期間に、6,280,500円(5月26日午前現在)ものご寄付をいただきました。皆様から多大なご支援が寄せられ、力と励ましをいただいたことを深く感謝いたします。

 

5月25日に最初の締め切り分について確認を行い、186人の方への支援を決定しました。5月14日の支援の申請申込み開始から短期間にこれほど多くの申し込みがあったことには、コロナの影響が出始めて約3ヶ月、多くの移民や難民の人たちがギリギリの状況で生きている実態が表れていると感じています。

 このうち168人が仮放免者や難民申請者、非正規滞在者など、特別定額給付金の対象外に当たる方々でした。彼らは「コロナ前」から、困難な生活を送ってきました。そのなかで彼らを支えてきたのは、家族やコミュニティ、教会や支援団体などです。しかしコロナの影響で、家族やコミュニティの人たちも仕事を失ったり、休業を余儀なくされています。また教会も、ミサができないなどにより寄付が集まりにくくなっています。仮放免者らを支えるネットワーク自体が、コロナの影響を直に受け、「共倒れ」にもなりかねない事態に直面しています。

 そうした苦境は、他の移民たちも同様です。仕事を失った、何の補償もなく会社を休むようにいわれている、仕事がなくて帰りたいが帰国できないでシェルターに滞在している…。どの申し込みからも深刻な状況が伝わってきました。

 日本政府はこれまで、生活保護やその他の制度から排除されている仮放免者に働くことも認めないことで、いわば追い詰め、当事者たちにあきらめて「帰国させる」方針をとってきました。また他の移民や難民たちの生活を保障する政策も非常に限定的です。それは、彼らをこの社会の一員として捉えてこなかったことを意味しています。しかし、「帰国」できない現状は、そうした政府の移民・難民政策に限界を突きつけています。今こそ、この社会でお互いに支え合いながら生きる方策が見出されねばなりません。私たちは、この基金の運営を通じて、その点についても発信をしていきたいと考えています。

 

 上記のように、1回目の支援を決定しましたが、まだまだ、困窮している移民や難民の方々に支援の手が届いていないのが実態です。本基金は2000万円を目標として掲げ、8月までをめどに可能な限り支援を続けていきたいと考えています。

今回、「緊急」と銘打っていますが、多くの皆様からご支援をいただき運営するこのアクションが、冬の間の土作りのように、困難な時代のなか市民社会の土台をつくる営みのようにも感じています。一人ひとりの苦境の支えとなると同時に、しなやかで豊かな社会づくりの一助となるよう、どうか引き続き皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。


移住連 新型コロナ「移民・難民緊急支援基金」運営チーム

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