『私のものではない国で』の刊行を記念し、著者の温又柔さんと、フィリピンと日本のハーフとして被差別部落で生まれ育った三木幸美さんをお招きし対談を行います。この「国」にいるどんなひとにとっても、安心してここにいてもいいと思える「日本」を目指すために私たちに何ができるのか、お２人のご自身の経験を交えながらお話ししていただきます。ぜひご参加ください！

日 時：2023年7月14日（金）18:00-19:30（開場：17:40）

場 所：岐部ホール4階404号室（千代田区麹町6－5ー１　カトリック麹町聖イグナチオ教会敷地内）※オンライン配信はありません

参 加 費：1000円

申 込：https://forms.gle/5tezCCrau3mgTv1q6

締 切：７月13日（木）　*定員に達し次第締め切ります。

◆◇◆対談者紹介◆◇◆
温又柔さん
1980年・台湾・台北市出身。3歳の頃に東京に移住。自分は「限りなく日本人に近い台湾人」だと感じながら育つ。23歳のとき、たとえこの国が私のものではないとしても、このことばが私のものであることは譲れないと覚悟して、本格的に作家を志す。2011年、最初の小説集『来福の家』を発表以来、「日本人」の定義や「日本語」の所有権を問う創作を行なってきた。来日40周年にあたる2023年、『私のものではない国で』を刊行。著作に『台湾生まれ日本語育ち』『永遠年軽』『祝宴』など。

三木幸美さん

1991年・大阪出身。フィリピンと日本のハーフとして被差別部落で生まれ育ち、無戸籍・無国籍児から8歳で「日本人」となる。子ども時代、自分が「ナニジン」としても「ホンモノ」になれないと悩むなかでダンスに出会い、2013年に子どもから社会人を対象に多文化ダンス教室を開講。2016年より(公財)とよなか国際交流協会の職員となる。「切り取らせない」言葉を発信することにこだわりをもち、執筆や講演、NHK・Eテレ『バリバラ』出演など多方面で発信を続けている。