移住連も参加している、「
ストップ!長期収容」市民ネットワーク主催のオンラインセミナーのお知らせです。
昨年6月、3年7カ月間の⻑期にわたって収容されていたナイジェリア人男性が、⻑崎県大村入国管理センターで死亡した事件を受けて、政府は⻑期収容問題の対策を検討しています。法務大臣の私的懇談会の下に設置された「収容・送還に関する専門部会」では、学者や実務家を交えて今後の方策が話し合われ、2020年6月19日に提言が発表されました。
提言に示された主な検討内容は、以下のとおりです。
・退去強制拒否罪(仮称)の創設
・難民申請者の送還停止効の例外規定の創設
・仮放免逃亡罪(仮称)の創設
・収容代替措置の導入
・一層適切な在留特別許可の活用
実際に提言の作成に携わった専門部会の委員、そして外国人・難民問題に取り組む弁護士を登壇者としてお迎えし、専門部会での議論経過や提言内容、その問題点や課題についてわかりやすく説明していただきます。
登壇者プロフィール
明石 純一さん
筑波大学准教授。博士(国際政治経済学)。主な著書に『入国管理政策』、『人の国際移動は管理されうるのか』。法務省第七次出入国管理政策懇談会委員。収容・送還に関する専門部会委員、難民審査参与員等。
児玉 晃一さん
弁護士。25年以上入管収容問題に取り組む。カメルーン人男性牛久死亡事件弁護団長。全件収容主義と闘う弁護士の会 「ハマースミスの誓い」代表。著作に「『全件収容主義』は誤りである」(大橋毅弁護士と共著)等。
駒井 知会さん
弁護士。入管・難民ケースに多数取り組む。関東弁護士会連合会外国人の人権救済委員会元委員長、東京弁護士会外国人の権利委員会元委員長、現在、日本弁護士連合会入管法PT等メンバー。主な著作に「世界の難民をたすける30の方法」(共著)等。
樋口 利紀さん(アムネスティ・インターナショナル日本)
ロンドン大学(SOAS)国際人権法修士課程卒。UNHCRでのインターンや難民事業本部での勤務を通して、難民問題に関する実務を経験。現在はアムネスティ日本で勤務し、主に国内外の難民・移民、LGBTの人権問題、そしてユースの活動支援に取り組む。
その他、収容や仮放免を経験された方からもご発言いただきます。
日時
2020年7月19日(日) 14:00~16:30
場所
YouTubeにてライブストリーミング配信
(申し込みいただいたEメールアドレスに、YouTubeのリンクアドレスをお送りします。)
申し込み方法
こちらのリンクからお申し込みください。
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2020/0719_8844.html 主催:「
ストップ!長期収容」市民ネットワーク
お問い合わせ:公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
camp@amnesty.or.jp