公開研究セミナー「在留管理と共生-“偽装”移民政策を問う」
2015年6月27日(土)14時~17時 法政大学市ヶ谷キャンパス58年館867教室 チラシ
第二次安倍内閣発足以降、「成長戦略」の名のもとに、「外国人材」受入れ議論が加
速化し、既に一部は実行に移され、建設労働者や家事労働者など「新たな外国人労働
者」の受入れが進められようとしています。少子高齢化が進行する日本が持続的に成
長するために、政府は外国人を「活用」することの必要性を強調しつつ、「移民政策
ではない」と付言します。
2000年代半ば以降、人口減少社会の到来とともに、「新たな外国人」受入れをめぐる
議論が活発化しました。さらに、「共生」という言葉が政府内でも使用されるように
なった。けれども一方で、「新たな外国人」を受け入れ、「共生」していくための基
盤として、新しい「在留管理」制度が導入されました。
はたして「在留管理」の強化によって、「共生」は可能なのでしょうか。日本で暮ら
す外国人のおよそ半数が永住資格をもっているにもかかわらず、「移民政策」は不要
なのでしょうか。
本研究セミナーでは、「定住型」受入れを否定するかのような政府の“偽装”移民政
策を、参加者の皆さんとともに批判的に考察したいと思います。
◆日時:2015年6月27日(土)14時~17時
◆場所:法政大学市ヶ谷キャンパス58年館867教室
◆資料代:一般500円・学生無料
◆プログラム:
・導 入 外国人政策の現在(仮)
・報告① 在留資格取消し制度の問題点(仮) 丸山由紀さん(弁護士)
・報告② 「労働力」調達として「活用」される技能実習制度(仮) 鳥井一平さん
(全統一労働組合)
・報告③ 「再生産労働力」として「活用」される移住女性たち(仮)伊藤るりさん
(一橋大学教員)
◆主催:移住労働者と連帯する全国ネットワーク
◆後援:外国人人権法連絡会、多文化共生・自治体政策研究会