さまざまな文化・ルーツを持ちながら多くの人が生きるこの社会で、だれもが自分らしく生きるにはどうすればいいのか?
これまで私たちは“ダイバーシティ(多様性)”を考えるシリーズとして、3回の企画をおこなってきました。最終回は、海外にルーツを持つ2人の話し手によるトークセッションです。
―テーマは「ここで暮らす」―
多様なルーツや文化を持った人間が「ここにいる」という当たり前のことをどう発信するのがよいか。それを考えるヒントは、平凡な日々の暮らしにあるのではないでしょうか。流れる日々のなかで交わされる幾多の「やりとり」。
そこで生まれる、自分や相手の日常を継続させるための工夫や葛藤。そんなとどまらない暮らしの視点から、だれもが自分らしく生きることができる社会について、考える機会にしたいと思います。
【日時】2019年 1月 26日 (土) 14:00- 16:30(開場13:30)
【場所】グランフロント大阪 北館 7F ナレッジサロン・プレゼンーションラウンジ
(https://kc-i.jp/access/guide-04/ 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館内)
【参加費】1000円 【定員】100人(事前申込み制)
【申込・問い合わせ】 E-mail osakakokoniiru@gmail.com
Tel 06-6543-7003 (ヒューライツ大阪事務所)
*お名前と参加人数をお知らせください。
【登壇者紹介】
温又柔(おんゆうじゅう)さん
1980年、台湾・台北生まれ。小説家。3歳のときから台湾人の両親とともに東京で暮らす。両親や親戚たちが話していた中国語や台湾語を織り込んだ「ニホン語」で小説・エッセイ等を執筆する。今後も「どちらでもなく、どちらでもある」という立場から、自分ではないだれかと今ここにいる喜びを分かち合うことをテーマに書き続けたいと望んでいる。著書に『来福の家』『台湾生まれ 日本語育ち』(白水Uブックス)、『真ん中の子どもたち』(集英社)、『空港時光』(河出書房新社)。
三木幸美(みきゆきみ)さん
1991年大阪出身。とよなか国際交流協会職員。フィリピンと日本のハーフとして大阪の被差別部落で生まれ、無戸籍・無国籍児から8歳で「日本人」となる。大学生の頃からルーツをもつ子ども・若者と関わりはじめ、子ども〜社会人までを対象にしたダンス教室を開講。「切り取らせない」言葉を発信することにこだわりをもち、講談社現代ビジネスでの執筆や講演、ダンスワークショップなど多方面で発信を続けている。
【当日プログラム】
13:30 開場
14:00 挨拶・趣旨説明
14:10-14:25 「ここにいる」大阪の取り組みの紹介
14:25-15:40 トーク 温又柔×三木幸美
15:50-16:30 質疑応答
終了
【移住者の権利キャンペーン2020「ここにいるkoko ni iru.」賛同企画】
NPO法人移住者と連帯する全国ネットワーク(移住連)は、移住者と多様なルーツをもつ人々の権利と尊厳が保障される社会をめざして、多くの人が参加し、意見を出し合う場をつくる、移住者の権利キャンペーン2020「ここにいる koko ni iru.」をスタートしました。
様々な企画を通し、移住者・外国にルーツをもつ人々が「ここにいる」ことを社会に広めるとともに、2020年にむけ政策提言を発表します。
「ここにいる」大阪企画実行委員会は、本キャンペーン趣旨に賛同し、大阪での企画を運営するグループで、在日コリアン青年連合(KEY)・ヒューライツ大阪、ほか個人有志によって構成されています。
主催「ここにいる」大阪企画実行委員会
PDFチラシは1.26チラシ